マーティン・ベッテルリ

EPFLスイス連邦工科大学ローザンヌ
学長

マーティン・ベッテルリ教授は1981年にスイス連邦工科大学チューリヒ(ETHチューリヒ)で電気工学の学位を取得後、1982年にスタンフォード大学で修士号、1986年にスイス連邦工科大学ローザンヌ(EPFL)で博士号を取得。コロンビア大学で助手として、次に准教授として教壇に立つ。その後、カリフォルニア大学バークレー校電気工学・コンピューターサイエンス学科で正教授に就任。2年後に正教授としてEPFLに着任。2004年から2011年にかけてEPFLの国際関係担当副学長、次に組織業務担当副学長を歴任、2011年と2012年にコンピューター・コミュニケーション・サイエンス学部長。ETHチューリヒとスタンフォード大学でも教鞭を執る。

ベッテルリ教授の専門は電気工学、コンピューターサイエンス、応用数学。その業績に対して国内外で多数の受賞歴あり。さらに約50件の特許にも関与しており、その中にはDartfish、Illusonic、Artmynなど自身の研究室からのスピンオフとしてスタートアップに発展したものや、QualcommやRambusなどへの特許販売による技術移転につながったものがある。

ベッテルリ教授は2013年から2016年までスイス科学財団(SNSF)国立研究評議会会長を務める。学際的研究を強く推進する教授は2011年にスイス国立コンピテンスセンター・モバイル情報コミュニケーションシステム研究所(NCCR MICS)を設立。ここから無線ネットワーク容量における発見や、環境などへの新たなアプリケーションの導入が実現した。