マルティナ・ヒラヤマ

スイス 教育・研究・イノベーション庁
⻑官

マルティナ・ヒラヤマは、スイス連邦工科大学チューリッヒ(ETH Zurich)、フリブール大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンにて化学を学び、ETH Zurich で博士号(Dr. sc. Techn.)を取得している。引き続き、ETH Zurich の大学院にて経営経済学を学び、1997 年に論⽂を完成させた。その後、ETH Zurich の物質材料学部にて勤務、2001 年に⾼分⼦化学グループのトップとなる。この間に、新しいコーティング技術のスタートアップを共同設⽴し、2008 年まで同社のCEO を務めた。

2003 年より、チューリッヒ応用科学大学ヴィンタートゥール ZHW(現・チューリッヒ応用科学大学ZHAW)にて工業化学の講義を担当し、のちに同大学にてポリマー材料分野の研究を主導、発展させ、教授に就任した。

2007 年より2010 年まで、ZHAW の物質材料・プロセス工学研究所の発展に貢献。2011 年より2018 年まで、ZHAW の工学部の部⻑および同大学の理事、2014 年からは国際部の部⻑も務めた。

2012 年より2018 年にわたり、スイス連邦計量・認定局(METAS)の理事⻑、2011 年から2018年には、イノベーション推進機関イノスイス(2017 年まで技術・⾰新委員会 CTI/KTI)理事会の副理事、2016 年から2018 年までスイス国⽴科学財団(SNSF)理事会メンバーを務めた。また、学生の研学を支援するスイス・スタディー財団、スイス工学科学アカデミー(SATW)、チューリッヒ商工会議所、ドイツ・フライブルクのアルベルト・ルートヴィヒ大学フライブルク物質材料研究所の理事会といった組織の理事や執⾏委員も歴任している。さらに、ルクセンブルク国⽴研究財団(FNR)および欧州委員会の専門家としても活動した。

2019 年1 月1 日より、スイス連邦経済・教育・研究省傘下のスイス教育・研究・イノベーション庁⻑官に就任している。